令和 3年 9月
定例会(第3回)
令和3年第3回
大田原市議会定例会(第5号)議 事 日 程 (第5号) 開 議
令和3年9月17日 午前10時
日程第 1
議案第59号、
議案第60号の
委員長報告、
質疑、
討論、
採決日程第 2
議案第61
号~議案第68号の
委員長報告、
質疑、
討論、
採決日程第 3
議案第69号の
委員長報告、
質疑、
討論、
採決日程第 4
陳情第3号の
委員長報告、
質疑、
討論、
採決追加日程第1
議員案第4号の上程、
質疑、
討論、
採決9月17日(金曜日) 出 席 議 員(21名) 1番 伊 賀 純 2番 秋 山 幸 子 3番 鈴 木 隆 4番 斎 藤 光 浩 5番 大 塚 正 義 6番 菊 地 英 樹 7番 新 巻 満 雄 8番 前 田 則 隆 9番 深 澤 正 夫 10番 櫻 井 潤 一 郎 11番 星 雅 人 12番 滝 田 一 郎 13番 大豆生田 春 美 14番 中 川 雅 之 15番 髙 瀨 重 嗣 16番 菊 池 久 光 17番 君 島 孝 明 18番 前 野 良 三 19番 引 地 達 雄 20番 髙 﨑 和 夫 21番 小 林 正 勝 欠 席 議 員(
なし)
地方自治法第121条の規定に基づき
出席した者の
職氏名 市 長 津 久 井 富 雄 副 市 長 永 山 林 副 市 長 藤 原 和 美 教 育 長 植 竹 福 二 総 合
政策部長 斎 藤 達 朗 財 務 部 長 高 橋 一 成 保 健
福祉部長 村 越 雄 二 市 民
生活部長 植 竹 剛 産 業
振興部長 礒 一 彦 建 設
水道部長 加 藤 雅 彦 教 育 部 長 大 森 忠 夫 会 計 管 理 者 遅 沢 典 子 監 査 委 員 兼 藤 沼 誓 子 黒 羽 支 所 長 齋 藤 雅 徳
選挙管理委員会 事 務 局 長 政 策
推進課長 磯 雅 史 財 政 課 長 益 子 和 弘 総 務 課 長 渡 邉 和 栄 健 康
政策課長 齋 藤 一 美 国 保
年金課長 五 月 女 真 農 政 課 長 高 林 晋 道 路 課 長 齋 藤 勝 芳 上 下
水道課長 佐 藤 敏 明 教 育
総務課長 高 野 浩 行 農 業 委 員 会 宇 津 野 豊 事 務 局 長 本
会議に
出席した
事務局職員 事 務 局 長 櫻 岡 賢 治 課 長 長 谷 川 淳 主 幹 藤 田 一 之 主 査 植 竹 広 主 査 池 嶋 佑 介
△
開議の宣告 午前10時00分
開議
○
議長(
前野良三) ただいま
出席している
議員は21名であり、定足数に達しております。 これから本日の
会議を開きます。
説明のため
出席を求めた者は、1ページの名簿のとおりであります。
議会書記も第1日と同じであります。
△
議事日程の
報告
○
議長(
前野良三) 本日の
議事日程は、18ページの
令和3年第3回
大田原市議会定例会議事日程第5号のとおりであります。
△
議案第59号、
議案第60号の
委員長報告、
質疑、
討論、
採決
○
議長(
前野良三) それでは、
日程に従い議事に入ります。
日程第1、
議案第59号及び
議案第60号、
令和2
年度未
処分利益剰余金の
処分議案2件を
一括議題といたします。 これらの件については、
建設産業常任委員会に付託された
議案でありますが、
審査が終わり、
議長に
報告書が提出されております。
委員会審査報告書のとおりであります。
建設産業常任委員長の
報告を求めます。 10番、
櫻井潤一郎議員。 (
建設産業常任委員長 櫻井潤一郎登壇)
◎
建設産業常任委員長(
櫻井潤一郎)
建設産業常任委員会の
審査結果をご
報告いたします。 去る9月8日の本
会議において当
委員会に付託されました
議案について、9月13日に
委員会を開催し、
審査いたしましたので、その
経過及び結果についてご
報告いたします。
議案第59号
令和2
年度大田原市
水道事業会計未
処分利益剰余金の
処分については、
令和2
年度大田原市
水道事業決算により生じた未
処分利益剰余金である2億7,918万7,183円について、
令和2
年度大田原市
水道事業剰余金処分計算書のとおり1億1,526万2,241円を
減債積立金に積み立て、残額1億6,392万4,942円
全額を
自己資本に組み入れることとするものであります。 慎重に
審査した結果、
委員全員がその
必要性を認め、
全員異議なく
原案を可とすることに決しました。 次に、
議案第60号
令和2
年度大田原市
下水道事業会計未
処分利益剰余金の
処分については、
令和2
年度大田原市
下水道事業決算により生じた未
処分利益剰余金である3億3,708万1,958円について、
令和2
年度大田原市
下水道事業剰余金処分計算書のとおり
全額を
減債積立金に積立てすることとするものであります。
当局からの
説明の後、
委員からは、
減債積立金の総額はどこに公表されるのか。積立てだとすると
次年度は繰戻し
会計とかの処理をするのかとの
質疑があり、
減債積立金は内部留保するもので、
次年度の
下水道事業会計が赤字の場合に
補填財源として使用するための
積立金である。
決算が
議会で承認いただいた後、
決算書をホームページで公表している。
年度当初には繰り入れることはしないで、翌
年度以降の
補填財源として内部留保しているとの回答がありました。 慎重に
審査した結果、
委員全員がその
必要性を認め、
全員異議なく
原案を可とすることに決しました。 以上、ご
報告いたします。
令和3年9月17日、
建設産業常任委員会委員長、
櫻井潤一郎。
○
議長(
前野良三)
委員長報告に対する
質疑を行います。 (「
なし」と言う人あり)
○
議長(
前野良三)
質疑はないようでありますので、
質疑を終わります。
討論の
通告はありません。 それでは、順次
電子採決システムにより
採決いたします。 初めに、
議案第59号について、
委員長報告のとおり
原案に
賛成の
議員は
賛成の
ボタンを、
反対の
議員は
反対の
ボタンを押してください。
ボタンの押し忘れはありませんか。 (「
なし」と言う人あり)
○
議長(
前野良三)
なしと認め、
採決を確定いたします。
賛成全員であります。 よって、
議案第59号
令和2
年度大田原市
水道事業会計未
処分利益剰余金の
処分については、
原案のとおり可決されました。 次に、
議案第60号について、
委員長報告のとおり
原案に
賛成の
議員は
賛成の
ボタンを、
反対の
議員は
反対の
ボタンを押してください。
ボタンの押し忘れはありませんか。 (「
なし」と言う人あり)
○
議長(
前野良三)
なしと認め、
採決を確定いたします。
賛成全員であります。 よって、
議案第60号
令和2
年度大田原市
下水道事業会計未
処分利益剰余金の
処分については、
原案のとおり可決されました。
△
議案第61
号~議案第68号の
委員長報告、
質疑、
討論、
採決
○
議長(
前野良三) 次に、
日程第2、
議案第61号から
議案第68号までの
決算認定議案8件を
一括議題といたします。 これら8件の
議案については、9月8日の本
会議において
決算審査特別委員会に付託された
議案でありますが、
審査が終わり、
議長に
報告書が提出されております。
委員会審査報告書のとおりであります。
決算審査特別委員長の
報告を求めます。 10番、
櫻井潤一郎議員。 (
決算審査特別委員長 櫻井潤一郎登壇)
◎
決算審査特別委員長(
櫻井潤一郎)
決算審査特別委員会の
審査結果についてご
報告いたします。 去る9月8日の本
会議において、
議員全員をもって構成する当
決算審査特別委員会が設置され、
令和2
年度の
歳入歳出決算関係8
議案の
認定について付託を受けました。
委員会の
開催経過につきましては、9月8日に正副
委員長の互選及び
審査日程を決定し、9月15日に
議案の
審査を行いました。
議案の
審査に当たりましては、
説明のため市長ほか
執行部の
出席を求め、各
委員からの
質疑に対し
答弁を受け、慎重に
審査いたしました。 その結果、当
委員会に付託されました
議案第61号
令和2
年度大田原市
一般会計歳入歳出決算の
認定を求めることについて、
議案第62号
令和2
年度大田原市
国民健康保険事業費特別会計歳入歳出決算の
認定を求めることについて、
議案第63号
令和2
年度大田原市
介護保険特別会計歳入歳出決算の
認定を求めることについて、
議案第64号
令和2
年度大田原市
子育て支援券特別会計歳入歳出決算の
認定を求めることについて、
議案第65号
令和2
年度大田原市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の
認定を求めることについて、
議案第66号
令和2
年度大田原市
須賀川財産区
特別会計歳入歳出決算の
認定を求めることについて、
議案第67号
令和2
年度大田原市
水道事業会計決算の
認定を求めることについて、
議案第68号
令和2
年度大田原市
下水道事業会計決算の
認定を求めることについての8
議案について、全て
認定することに決定いたしました。 以上、ご
報告いたします。
令和3年9月17日、
決算審査特別委員会委員長、
櫻井潤一郎。
○
議長(
前野良三) お諮りいたします。
決算審査特別委員会の
審査結果は、ただいまの
委員長報告のとおりでありますが、この
特別委員会は
議員全員で構成したことから、本日の
議案審議においては
委員長報告に対する
質疑を省略したいと思いますが、ご
異議ございませんか。 (「
異議なし」と言う人あり)
○
議長(
前野良三) ご
異議なしと認めます。 よって、
委員長報告に対する
質疑は省略することに決定いたしました。
討論の
通告がありますので、これを許します。
最初に、2番、
秋山幸子議員の
発言を許します。 2番、
秋山幸子議員。 (2番
秋山幸子登壇)
◆2番(
秋山幸子) 2番、
日本共産党の
秋山幸子でございます。私は、
議案第61号、62号、63号、65号について、
反対の
立場から
討論いたします。
議案第61号
令和2
年度大田原市
一般会計歳入歳出決算の
認定を求めることについては、
歳入歳出とも増となっていますが、
不納欠損額と
収入未済額の
合計3億6,847万2,767円を抱えており、平成の大合併以来、
大田原市
定数適正化計画により退職不補充、
民間委託、保育園の
民営化などで職員を減らし続けてきた上、多発する大
規模自然災害にも対応しなければならず、現在、
新型コロナウイルス感染症の
収束が見込めない状況の下では
危機感を感じます。
市税は
市政運営の主たる
自主財源と唱えるのであれば、
個人消費活動を支え、
市民税の安定した納税を促すことが必要であり、国の施策を
市民に課すのではなく、
財政の
支援を国に求めることこそ
地方自治の仕事であることを指摘し、本
議案に
反対といたします。 次に、
議案第62号
令和2
年度大田原市
国民健康保険事業費特別会計歳入歳出決算の
認定を求めることについては、2018
年度より県が
運営を担っている国保は、
年金生活者や非
正規労働者、自営業など低
所得者層で構成されており、
国保加入1万635
世帯のうち、
滞納世帯は502件、短期被
保険者証交付世帯が148件、
医療費の10割負担を余儀なくされる被
保険者資格証明書交付世帯は293
世帯です。
大田原市は
所得割と
均等割の2方式ですが、
子供が多くなれば
保険料が重くなる仕組みは、
子供が持続的に
貧困状態に置かれることや
少子化対策にも逆行するなど多くの
問題点が残されており、県が
運営主体となっても
構造的解決となっていないことを指摘し、
反対といたします。 次に、
議案第63号
令和2
年度大田原市
介護保険特別会計歳入歳出決算の
認定を求めることについては、
高齢化社会を見据え、
高齢者を社会全体で支えるとしてスタートしました。
決算書では、
不納欠損額と
収入未済額の
合計1,323万415円があり、払いたくても払えない被
保険者の
実態を把握する必要があると考えます。
介護保険財政調整基金積立金に1億1,076万388円が積み立てられ、理由は
計画期間中に
保険の不足が生じた場合に使うといいますが、
高齢者の時間は限られています。
介護保険財源の
公費負担の比率を上げるよう国に求めることを指摘し、本
議案に
反対といたします。 次に、
議案第65号
令和2
年度大田原市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の
認定を求めることについては、
決算書の
収入済額7億2,926万6,727円の98%を占める7億1,879万2,883円は、
後期高齢者医療広域連合の
納付金です。75歳の
誕生日を迎えた途端、
独立保険に加入させ、被
保険者の
医療費の
実態が見えてきません。
高齢者にとって、少ない年金から
介護保険料が天引きされるのは苛酷です。
後期高齢者医療制度の廃止を求め、
反対といたします。
○
議長(
前野良三) 次に、17番、
君島孝明議員の
発言を許します。 17番、
君島孝明議員。 (17番
君島孝明登壇)
◆17番(
君島孝明)
令和2
年度決算関係4
議案について、私は
賛成の
立場で
討論を行います。 本
議案は、
議会で議決された予算が適正かつ効率的に
執行されたかどうかを
審査し、かつ
市民福祉の
向上に努め、所期の目的を達成したか否かを
認定するものであると考えます。 まず、
議案第61号、
一般会計歳入歳出決算につきましては、
コロナ禍により
国内経済に大きなダメージを受けましたが、最少の経費で最大の効果を上げるという
行政運営の基本的な考えの下、
財源の重点的かつ効率的な
執行に心がけ、
市民福祉の
向上に努力されましたことは評価できるものであります。また、
財政の
健全化判断比率につきましても、国の定める基準を下回っており、
財政の
健全性は保たれているものと評価できるものであります。
財政調整基金残高の
減額や
市税の伸び悩み、
普通交付税の
減額等、厳しい
財政状況でありますが、
創意工夫による
事務事業の
効率化を図るなど、厳正かつ適正な
財政運営を行っているものと理解できるものであります。 本
決算は、
監査委員の
意見書のとおり、
歳入歳出とも計数的に正確で、
内容的にも妥当なものであり、
決算審査特別委員会においても審議され、その
内容について承知しているところであります。 次に、
議案第62号、
国民健康保険事業費特別会計歳入歳出決算につきましては、
歳入は前
年度に比べ5,940万3,000円、3.6%
減額となっております。
歳出は前
年度に比べ4億1,177万円、5%の
減額となっております。
保健事業の特定健診の
受診率向上につきましては、
コロナ禍のための難しい現状ではありますが、被
保険者も
健康管理のために積極的な取組を実施しており、
医療費の
増加抑制に努めていることを高く評価するものであります。 次に、
議案第63号、
介護保険特別会計歳入歳出決算につきましては、
大田原市
高齢者福祉計画・
介護保険事業計画第7期
計画に基づく
介護保険特別会計の
実質収支は黒字となっており、
決算の
内容を見ましても妥当なものと考えます。
歳出は、
特別会計全体の89.3%を
在宅サービスや
施設サービスなどの
保険給付が占めており、
執行率は88.8%となっております。
歳入は、現
年分と
滞納繰越分と合わせましても全体で99.2%の高い
徴収率となっており、
介護保険制度に対する理解が浸透しているものと考えます。 次に、
議案第65号、
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算につきましては、
後期高齢者医療制度の
保険者は栃木県
後期高齢者医療広域連合であり、各市町が処理する業務は
保険料の
賦課徴収を中心とした
窓口業務であります。
保険料の
徴収率につきましては、現
年分が100%、
滞納繰越分が67.8%と高い値となっており、適正な
業務管理がなされていると思われます。
収束の見えない
コロナ禍で、
市政執行におきましては、
行財政改革を積極的に行い、
財政の
健全化を進め、限られた
財源の効率的、効果的な運用により
市民の負託に応えられるよう要望いたします。賢明な
議員諸公のご理解とご賛同をお願いいたしまして、私の
賛成討論といたします。
令和3年9月17日、
決算審査特別委員会副
委員長、
君島孝明。